チューニング日記 2007/07/25

プラグ裏にはコーキング。

 7月25日(水)
 長かった不動期間も今日の作業で終わるはずだ。
 (実はこの時期にちゃりんこ通勤で疲れ気味なんだなあ。)
 気合いを入れて朝から開始。

 先ずは、エンジンブロックのプラグ打ち込み。
 今回のトラブルで懲りて、プラグ裏面にはコーキングで膜を作るぞ。
 プラグの入る穴の表面をペーパーで整え、パーツクリーナーで洗い流す。
 プラグをパーツクリーナーで脱脂し、コーキングを塗り、指で伸ばす。
 白いつもりで買って来たコーキングは透明であった。(笑)

真新しいプラグが光る。

 プラグを穴に合わせハンマーで均等に打ち込む。
 来年はよしてくれと思いながら、プラグの縁が面一になるまで打ち込んだ。

 あとは外した物を元に戻すだけ。
 セルモーターを付け、オルタネーター。

これからコーキングブラックを塗ります。

 INマニは残ったガスケットかすをオイルストーンで研ぎ落とし、パーツクリーナーで脱脂。

 忘れずにINマニから、ブロックアウトレットパイプへのバイパスホースを取付け。
 前と違って曲がりも長さも出来上がった物で無くて、1本のホースを好きなように切ってくれって形に変わっており、測った通りに切ったら長過ぎて、切り足してどうにか付いた。

 冷却水通路だけコーキングブラックを塗り、INマニ合体。

INマニ合体。インジェクター組み込み。

 下側取付ナットがラッチェットでしか届かないのに、真っ直ぐ入らなくてナメやすいんだよなぁ。
 今度、もうひとつのINマニに組む時の事を考えて、エクステンションの逃げを予め削っておく事にしようっと。

 次に冷却水系ホースを全て取付け。
 ラジエターホースはホース口の付着物をペーパーで落とし、パーツクリーナーを吹き付け取付け。
 ここも細めのホースは共通部品に統合された物が見られ、長めに切って、取付けて見てはさらに切るような手間が掛かる。

配線、配管も終わり。

 次にバキューム関係のホースで、先が割れ始めて来たので交換。
 エアコンのアイドルアップホースなどですが、先程INマニとブロックアウトレットパイパスに使ったホースは、実はここのホースであったのが判明。
 だが残った部分でちょうど使えてラッキー。
 運が良いのか悪いのか。
 配線を付けて、スロットルワイヤーを繋ぎ、フューエルラインを繋ぐ。
 スロットル手前のインタークーラーパイプを付け、ホースを繋ぎ、ブローバイホースを買って来た新品に交換。

忘れちゃいけない端子折れ。

 そうそう、もうひとつありました。
 この作業中に見付けた、ヘッド後端の配線がひとつ繋がってない。
 エアコンウォーターテンペラチャゲージの端子折れ。
 恐らくこのセンサーは、水温の上昇を感知してクーリングファンを回すのでしょう。
 もう一台のエンジンの方から外して、コーキングして移植。

何で掛からないんだ?

 これで全て組み終わりましたね。
 ラジエターキャップを外し、水だけをじょうろで注ぎ入れる。
 冷却水系からの水漏れは無さそうですし、もう一度見回してホース類の付け忘れも無さそうです。

 バッテリー+端子を繋ぎ、久々のエンジン始動。
 イグニッションをONにして、A/F計のヒーターウォームアップ待ち。
 「O2」表示がされたら、キーを回しセルモーターが回ります。

 ところが、何度やっても初爆が来ません。
 全く火が飛んでない様子です。
 INマニ回りのコネクターを全て確認。
 奥までキチッと入っているはずです。

   もう一度キーを回して見ますが、同じ。

 でも、良く考えるとキーONで今までは燃料ポンプが動いている間、ヒーターウォームアップできずに「E2」エラー表示が出ていたはずです。
 そうすると、燃料ポンプが動かないために、掛からないと考えられます。
 当然最初に見るのは、ヒューズボックス。
 運転席足元右前のボックスを開け、サービスマニュアルを見て「IG・COIL METER」のヒューズがそれになります。
 取り出して見ると切れてません。
 「切れて無〜い」(長州小力風)
 他のヒューズで切れているのがあるかもしれないので、全てを確認しますが、切れているのはありません。
 あと考えられるのは、その辺を今回はいじっていないけど、フューエルポンプリレー。
 テスターも持っていますが、サービスマニュアルにもこのリレーの作動確認の方法など書かれて居ません。
 (単なるリレーだから当然なんだろうけど。)

 再度付け直し、イグニッションONにしますが、ポンプは回らず。

たったここのアースを取らないだけで・・・。

 ここまで来たら、俺の手には負えないな。
 自力での始動はあきらめて修理工場へ出すしか無い。(涙)
 それにしても現状のままでは、公認工場へ出せる状態でない。

 苦しい時のたつぞうさん頼み。
 電話をして状況を説明。
 するとたつぞうさんは「これから伺いますよ。」と頼もしいお言葉。

 私の方と言うと、落胆の面持ちで工具を片付ける。
 たつぞうさんの所へ出す事になりそうなので、今後のサビが怖くなり水しか入れてない冷却水を全て抜き、クーラントを1.5gくらい入れ、残りは水を足します。
 シャワーを浴びてさっぱりした所に、たつぞうさんはやって来ました。

 状況を再度説明し、セルを回してみる。
   掛からないと言うのに、イグニションOFFにしてキーを抜いても、メイン電源が落ちない時もあり、これはおかしい。
 だが、たつぞうさんもポンプが動いてないせいで掛からないだろうと言う判断。
 INマニ周辺の配線に目を凝らす。
 するとたつぞうさんが「ここのアースが外れてるよ。」
 INマニリヤ側のアースがひとつ外れてます。
 そう言や、後から付けようと忘れてたのを思い出した。
 しかし、こんなもん一つくらいで掛かるようになんのかよと思いながら取付け。
 たつぞうさんがイグニッションONで燃ポンが動き、セルを回すと何事も無かったかのように動き出しました。

 さすが、プロ。
 経験から来る、トラブルシューティングはアマチュアを軽く上回ります。
 それにしても、アース一つ外れてるだけで燃ポンが回らず、メイン電源が落ちなくなったりするんですね。
 特にここのアースは、インジェクターのアースらしく、インジェクターの故障とECUが判断して、燃ポンが回らなかったのではないかと言うたつぞうさんの診断。

 いやぁー、本当に助かりました。
 どうやって修理工場に運ぼうか、はたまたいくら修理工賃が掛かるかと、泣きが入ってた所に救いの神が現われました。
 感謝に感謝で、何度も頭を下げました。
 お礼もせぬうちに、たつぞうさんは帰られました。
 後日、このお礼に伺わねば。

 帰られてから、黒ボン号を13日振りに動かしてみましたが、エンストの連続。(笑)
 繋がりが短く、いきなりガツンと強く繋がるので、どうしても慣れるまでよっぽど気を付けないといけないようです。
 いままでのクラッチはやっぱりディスクの減りとカバーのヘタリの相乗効果によりノーマル並に楽な繋がりだったようです。
 だから最後は滑ったんでしょうけど。


 お陰さまで、ずっと続いていたエンジンオイル漏れも止まり、水はもちろん大丈夫。
 クラッチの厳しさも、きちんと繋がっている証拠であり、今回の修理は、たつぞうさんの締めで全て上手く収まりました。


 ありがとうございました。



 次こそ、もっとブーストを上げるぞ。
 (ずっと言い続けている。笑) 

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