チューニング日記 11/29

これが材料。

 11月29日(火)
 テールランプのうちブレーキはこれ以降、予算が入らないと進めなくなってしまっている。(笑)
 そこで今ある材料でできる物は、サイドウィンカーのバルブをLED化するくらいしかない。
 LEDは前に買って置いた5φ橙色が8ヶです。  しかし、ウィンカーと言うのは、バルブが切れた経験のある人なら分かるように、その状態になると「ハイフラッシャー」と言う、本来のタイミングより早く点滅させ、バルブ切れを認識させるようになっている。
 ウィンカーの使用電気量が少なくなるとハイフラさせるIC回路がリレー内にあるらしい。
 そうだとするとLED化するとハイフラになるかもしれない。
 一般的にこのハイフラ対策としては3ッの手があるらしい。
  1.セメント抵抗を使って,いっぱい電力を消費させる方法。         ローコスト,ローテク
  2.バルブは生かしたままで光が漏れないようにして、LEDを追加する。 ローコスト,ローテク
  3.タイマICを使って,消費電力に左右されない点滅用の回路を組む。  ハイコスト,ハイテク

 そうは言ってもW数の小さい球であればならない事もあるそうなので、作って使ってみてから考える事にして製作を始めた。

真ん中に足が出てて不釣合い

 完成予定図 1 

 カプチのサイドウィンカーのバルブは5Wの10mmウェッジ球だ。
 差し込む部分は電気パーツ屋のネット通販で売っているのだが、たった2個だし素人のお遊びなんで、ソケットに刺さりゃあどうにかなるだろう。
 1mm透明アクリル板でこの差し込みとLEDを付ける部分を形作る事にする。[完成予定図@はこちら]
 ソケット差込部分を測り、アクリル板を10×30mmで切り出し、差込んでみますが厚さが足りずキープできません。
 さらにこの形じゃあLED3ヶのつもりが、真ん中に付ける事ができません。

足も横向きでしたのでこっちの方が現実的

 完成予定図 2 

 もう一度考え直し、2枚の差込部でLED取付部をはさんで固定する事にします。[完成予定図A]
 サイドウィンカーケースをカプチから外して、部屋の中で採寸。
 15×30mmを2枚切り出します。
 2枚の差込部と取付部を固定するため、噛み合う形にカッターで切ります。

とりあえず差し込んでみました。

 差込2枚をソケットに入れ、間にLED取付部を押し込んでみますが、曲がりがきつ過ぎて全然無理。
 なので、差込を広げる方向に熱を加えて曲げる事にします。
 ソケットに目一杯入れた状態で、曲げてもソケットに当たらない位置で45度くらいの曲げが必要です。
 この部分は装着してから見えない部分なので、ハンダごてを直接アクリル板に付け曲げてしまいます。
 そして再びLED取付部を押し込んでみますが、広がりがきつ過ぎて駄目。
 噛み合い部分が水平になるように、そこの手前を逆に曲げます。
 曲げを何度か修正して上手く挟む形になりました。

千枚通しで穴開けです。

 LEDはアクリル板に4.5mmの穴に裏から突っ込むようにハンダごてで穴を開けてみましたが、どうにも不恰好です。
 やっぱりブレーキの時みたく足を表から入れる事にして、中央と左右に7.5mm離してマーキングし、縦に2ヶづつ千枚通しで穴を開けます。

点いてるのが良く見えん。

 取り敢えずLEDの向きが合っているか、ワニ口クリップで足を繋ぎ、抵抗はハンダで仮付けして電池8本テスターを繋いでみます。
 成功です。きちんと点きました。

裏には銀色カッティングシート

 LEDのアソード・カソードの向きはハンダ付けのし易さを考え互い違い。
 では本格的取付。
 反射を考え銀色カッティングシートを取付部表面に張り、足の穴にLEDを押し当て穴開けします。

足を交互に曲げ・・・

 アソードとカソードを差し違えるように根元から曲げ、2本を中間でL字に曲げ立たせ、それを束にしてハンダ付け。
 これを2回行います。
 アソード側の先端を短く切り、LED取付部の裏に隠れるように抵抗の足を曲げハンダ付けします。
 再び点灯確認。OKです。

LEDの足をハンダで足して・・・

 差込部と取付部を仮組みしてみると抵抗を付けた+側はその足を曲げるだけで差込の接点まで届いているのですが、−側となる3ッ目LEDのカソードの足の長さがあと5mmほど足りません。
 先程切り落としたLEDの足をハンダ付けして足して、ちょうど良い長さにニッパでカット。
 再び仮組みして、ソケットの線に電池8本テスターを繋ぎ点灯確認。

裏にはホットボンドで抵抗も固定。

 上手くいったのでいったんバラしてLEDと抵抗をホットボンドで固めます。
 次に少量のホットボンドを差して足をソケットの位置に挟み、ソケットに差込んだまま間の△の中にホットボンドを注入。

 これでひとつ完成です。

きつきつ

 実際、カプチに取付けてみます。
 ソケットにウィンカーカバーをネジ込み、LEDを押し込みますが、今度は厚みが増えたためかなかなか入りません。
 そこを無理に押し込み、イグニッションをONにしウィンカーレバーを右に倒します。
 「あれ?」点きません。

点くことは点いた。

 いじってみると、目一杯入れてだと接触不良のよう。
 少し浮かせると心配していたハイフラ無しに点きますが、今度はレンズカバーが付かなそう。
 「足の厚さのためか?」
 差込部からはみ出たホットボンドをカッターで切ってみると良くなったようです。
 どうにかこうにか、ひとつめ完成です。

レンズ無しならこんなに良く見えるのに

 さらにもうひとつを、ひとつ目の不都合を教訓に製作。
 特に、差込部を厚さを2枚の間に通す足の通る部分を金ヤスリを使って彫り、重ねた時の厚さを抑える事に成功。
 一度作った後であれば、作業もスムーズに行きます。

下の写真と比べりゃ

 ふたつ目も順調に完成。
 カプチに付けてみます。
 夕方5時を過ぎ、少し暗くなっており、ウェッジ球との明るさを比較。

ちゃ〜んと光ってるでしょ

 やはりLEDだと方向性が強いため、真横の明るさは充分と思われますが、少し前後にズレるとかなりきつそうです。
 そこで3ッのLEDの内中央はそのままで、フロント・リヤ側をそれぞれ取付面に対して倒して角度を稼ぎ、広い照射角となるように取付部に着くまで足を曲げます。
 レンズを付けても、斜め前・後ろでも点いているのが分かり易くなりました。

足しになればと思い塗った。

 だが、ウェッジ球より角度が狭い分、暗いかな?
 そこでタミヤの水性銀色をハケ塗りします。
 少しは明るくなったかな?って程度です。

 でもLEDの色が、橙色のはずが、光るとレモン色です。
 こっちの方が気にいんない。

つづく

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