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7月17日(火)
部販に頼んだパーツはまだ来ないけど、パーツが来たらすぐに交換できるようにエンジンブロックから、プラグを外そうと、昼過ぎから始める。
前回の記憶が甦らないので、どうやって外したのか覚えてないけど、ドリルで次元抜きした覚えはある。
フレームとプラグの間隔が狭いので、なるべく全長の短いコード式ドリルに、これまたなるべく短い3.3mmドリル刃を付けて穴を開ける。
ぐるっと円を描くように開けて行き、間の部分をニッパで切る。
いくつか切れてきたら、ラジオペンチで手前に引き、最後にプライヤーでつかんで引きちぎる。
この後は、前回もそう簡単には取れなかったので、その経験を踏まえて考えておいたスペシャルツールを製作し、それを使って楽に取り外そうとSST作りを始めた。
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計画的には、左図のような形。
エンジンブロックにAを付け(支点)
Bにパイプを差込み(力点)
Cの先端をプラグの穴に差し入れ、爪を引っ掛けて浮かせる。(作用点)
先ずは、硬紙で原寸大の型作り。
キモとなるのは、Cの先端の形状と、AC間の逃げの形状、それにAとCの高さあたりか。
そのあたりを考慮しながら、硬紙にペン書きして、ハサミで切り出す。
実際にプラグにCを差込み、Aの高さを見る。
Bの部分がエンジンブロックに近過ぎて、パイプを差し込めないようなので、ACとBの間隔を広げて作り直す。
納得いく型が出来た。
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5mm厚鉄板に型を写し、サンダーで切り出す。
直線で切れる所はサンダーで切り、曲線はドリルで次元抜き。
Cの先端形状を整え、AC間の逃げを少しづつ合わせて行く。
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だいたいの形が出来たので、Aをプラグに差込み、Bに合うパイプを差込み力を掛ける。
ところがいくら力を加えても全くビクともしない。
向きを変え変え力を入れたが、ついにはCの先端の爪が丸まってきた。
3・40分も掛かって作ったSSTは見事に失敗です。
後から考えると、真っ直ぐに入っているプラグを、斜めからの力で引き抜くには無理があるようだ。
プーラーと言うか、逆プーラー状の物であれば、もうちょい可能性が高いのかもしれません。
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しかし、この時はそんな事考える余裕も無く、どうにかして外さねばと考えあぐね、前回は確かプライヤーで外した事をやっと思い出した。
プライヤーのナットを外してバラし、片側だけを使う。
取っ手にパイプを差し、先端をプラグの穴に差し入れパイプを倒すと、あっけなくプラグが浮いて来た。
最初からこっちにしとけば、こんなに時間が掛からんかった。(笑)
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プラグに注目し、穴の開いた原因を探らねば、また来年も同じ目に会うでしょう。
プラグの裏、ウォーターブロック側には一様に黒いサビのような塊がこびり付いている。
ピンホールの裏のその部分をドライバーで突付くと、ドーム状の窪みがあり、その中央に穴が開いて貫通している。
この状態だと、単にサビに侵食され穴を開けたとも考えられますが、このドーム状の窪みと言うのは、もしかしたらプラグを製作した工程で出来てしまった表からは見えないスだったかもしれません。
もし次に付けるプラグもこんな事になったら目が当てられません。
今回付ける時には、プラグ裏面を一面コーキングしてから付けようと心に誓う私でした。
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さて、後は何をしようか。
ミッション降ろしもあるけれど、リヤにも馬を掛けないとミッションが抜けなかったはずなので、馬を購入するまで無理。
ラジエターホース類を注文してあるので、ロア側ホースの付く中間にあるパイプを外して、掃除しましょうか。
ホースを抜くと、ホースとの間に付いたサビがこびり付いてる。
ドライバーで叩いて落とし、仕上げにペーパーで擦る。
かなり侵食しパイプ表面はボコボコの所もあるけど、大丈夫でしょう。
夕方になったので今日もオシマイ。
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