チューニング日記 2007/03/26

  ここが噂の試験走行路?

 3月26日(月)
 いよいよセッティング開始・・・と思っても、eマネ情報局を読めば読むほど空燃比計(A/F計)が無いと危ない領域などいじる事が出来ないと思ってきた。
 それでも先ず現状のデータを取り、インジェクターの噴射率とブーストリミッター解除のためのプレッシャーセンサーの電圧値は取っておかなければならないだろう。

 だがその前に、いくつか開けるMAPのはずが、私のはエアフロ補正MAPしか開かないぞ。
 サポートツール取扱説明書をよ〜く読んだら、
 「純正システムがDジェトロの圧力センサータイプの場合、GReddy圧力センサーを選択しないと、他のマップが使えない。」
 らしいです。
 あたかもそれ専用のような名称が付けられているため、理解しずらく、取扱説明書も但し書きを良く読んでも分かりずらい。



        [GReddy e-manage Support Tool取扱説明書 P23]

 10.パラメータ設定
 ◎外部信号入力
 ・GReddy圧力センサー
  各MAPで負荷軸(縦軸)に使用する場合に選択します。
 ◎絶対圧変換機能
  絶対圧変換機能を使用する場合、チェックします。
 ※純正のエアフロが圧力センサーの場合のみ、選択する事ができます。
 ※GReddy圧力センサーを選択しないと、使用できません。



 ログを取るためには、先ず長い直線路が必要となる。
 幸い私の住むここら辺辺りには田んぼのあぜ道で、きちんとアスファルト舗装のしてある良い道が多くある。
 その中でもなるべく見通しが良く、通る車のほとんど無い道をあらかじめ探しておいてある。

記録開始をクリックしてからスタート。

 その道へ行き、ノートを立ち上げeマネをWクリックし、ONLINEにしておいて、リアルタイム表示機能にしておく。
 ブーストリミッターを効かせるため、冬場にはずっと切っていたEVCの電源を入れ、マニュアルモードを押し、ツマミをいつもは回せないくらいに回しておく。
 サポートツールの記録開始をクリックし、1速から2速へ入れ、目一杯アクセルを踏み込む。
 いつもとは明らかに違う、上がり方の鋭い加速感を感じたと思ったら、すぐにガクッと力が抜ける。

 車を止めて、記録終了をクリック。
 記録データ保存し、名前を付けて保存する。
 前方のこの道の終わりとなる橋まで動かし、Uターン。

 次に全開加速のデータ取り。
 EVCをリミッターの掛からないくらいに戻し、記録開始をクリック後、2速に入れて半クラで発進。
 そのまま、8,000rpm超まで回す。
 記録終了をクリックし、記録データを名前を付けて保存。

3,853rpm4.42vでブーストリミッター掛かってます。

 家に帰り、データ解析を見てみる。
 6,857rpmでインジェクターの噴射率は100%に張り付いたまま、回転のみが上がって行く。(↓のデータ解析)
 同じ部分は「カプ専U」P51の空燃比&インジェクター噴射率比較表と一致する。
 しかもノーマルエンジンのエンジン性能曲線図「カプ専U」P80でのパワーラインの下がり方も全く同じだ。
 これから考えるに、ノーマルECUは7,000rpm以上はインジェクターを全噴射し、A/Fをリッチな領域に入れ、しかも点火時期も最適とは到底思われないくらい遅めて、レッドゾーン8,500rpmまでの間を鈍らせて、高回転はいくら回しても伸びないから早めにシフトアップした方が良いぞと思わせているのではないだろうか。
 ここの燃調と点火時期をメインとして合わせたのが、スズスポN1コンピューターではないだろうか。
 ありあまるマージンをサラッと削って、そこにメリハリのある加速を入れたと言えそうな気がする。

 ブーストリミッターの方は、プレッシャーセンサーの電圧値は3,853rpm4.42vだろうか。(↑のデータ解析)
 とりあえずログ取りはすんだので、A/F計を付けてからリミッター解除の作業になるだろう。

6,857rpmでインジェクター噴射率100%ですかぁ???。
段ボール箱をここに置こう。

 3月30日(金)
 ノートPC車載時の不安定さを鑑み、これを固定する台を考案した。
 コストと加工の容易さを考慮すると、おのずと段ボールが頭の中に浮かぶ。
 家の中を探すと、有りましたぁ某缶ビールの空箱。
 毎日飲みたいと、自然とこの類の第3の発泡酒になってしまうんだね。笑

 まあそれは良いとして、どうせ置くなら運転する時に席に向かっており、シフトレバーよりちょっと高い位置にキーボード面があれば、ログ取りのためのキータッチも楽だ。
 箱をそのまま置くと高さ的にはちょうど良い感じなのですが、いかんせん座面の傾斜により後方が低いのが悔やまれる。
 ならば、この下にスペーサーを噛まし底上げだ。
 他の段ボールを三角錐状に切って製作、ビール箱に布ガムテープで貼り付ける。
 置いてみると、前方にも足を付け工具箱の上に乗せなければ不安定だ。
 さらに段ボールで今度は三角柱を製作し布テで貼り付け。
 今度は上手く行った。

 ノートPCを載せてみる。
 とてもじゃないが、置いたままじゃあ、ブレーキ一発で落っこちるのは目に見えている。

渕も付けてがっちり固定。

 ノートの厚さの渕を段ボールを折って作り、それで置く位置の周りに囲う。
 ただし、電源コードとシリアルポートの部分は接続用に空けておく。

 完成しました。
 だが、開いて見ると、ちょっと高さがあり過ぎか?
 助手席側のドアミラーが上半分くらいしか見えん。
 しょっ中開いて走る訳でも無いし、なるたけミラーを見やすく開いておけば許容範囲でしょう。

 ちょっとここに乗せたまま走ってみたけど、普通に流す分には良いけど、やはりブレーキとかコーナーで不安定だ。
 裁縫用具箱から紐を持って来て、モニター面の付け根を通してAピラーのロールバーに縛り付けます。
 これでかなり安定しました。

GRID空燃比メーターロガー「INNOVATE LM-1」

 前回の考えを踏まえて、A/F計の購入を考える。
 A/F計と言えば、少し前まではまともな計測器としての物は一番安くてNEKOの単機能簡易空燃比計AF700で113,400円はしたものだ。
 ところが、近年激安のA/F計が出始めている。
 私でさえ知っている物として、GRIDが取り扱っている空燃比メーターロガー「INNOVATE LM-1」だ。
 通常価格48,000円でありながらも、信頼性の高いワイドバンドUEGO O2センサーを使っている。
 先ず、ネットでカタログを印刷して機能を熟読する。

INNOVATE 空燃比アンプLC-1

 GRID取り扱い品目の中に他にも、A/F計として2つを見つける。

   ひとつは、空燃比アンプLC-1 28,000円だ。
 これはアンプだけと言う事で、アナログ出力2系統(5vがひとつ、1vがひとつ)と、シリアルポートの出入力を備えている。
 しかし、これにはメーター部分が標準で付いておらず、出力につないでメーターを動かすようだ。

INNOVATE 空燃比メーターLX-2 (空燃比アンプLC-1 + XD-16 デジタル/アナログ 52mm径モニター)↑と↓の組合せ

 もうひとつは、空燃比メーターLX-2 45,800円。
 (空燃比アンプLC-1 + XD-16 デジタル/アナログ 52mm径モニター) の組合せである。
 ほぼ機能的には同格なのだが、メーター部にプッシュスイッチが付いており、いくらかの機能をそこからコントロール出来るらしい。


 LM-1は、データロギング機能がオプション配線を付けると可能になり空燃比と回転数の他に4項目を見る事が出来る。

INNOVATE XD-16 デジタル/アナログ 52mm径モニター

 私としてはロギングについてはeマネで済ませるつもりであるし、ログ取り時のみeマネにつなぎ、普段はメーターで大体の値を見れれば良いと考え、空燃比アンプLC-1+アナログメーターで事足りるのでは無いかと思った。

 だが、LX-2のカタログを読んで行くとこのセットのモニターXD-16ってのがすごい機能を持っており、常設していても視認性も良く、ピークホールドも良さそうだ。

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