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5月9日(水)
明け番でA/F計取付けを始めた。
明日10日(木)も休みなので、この2日間で目途を付けたい所だ。
先ず、メーター本体の取付け。
ステアリングを握った状態で、頭を振らなくとも視線に入る位置が理想だ。
最初に考えたのが、メータークラスター上部のインストルメントパネルの渕に貼り付けようと思ったがどう考えてもCの形に貼り付けた所からステーを伸ばさねばならず、インストロメントパネルの上面に4・5cmくらい張る面を設けなければ固定も緩く外れる可能性も高くなり、見た目も悪そうだ。[図1]
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次に考えたのが、メータークラスター左側の黒ボン号ではラジエター強制電動ファンスイッチの付近である。
だがここも、ビスで穴を開けたくないので、頼りは両面テープになってしまう。
狭い縦面に、しかも革もどきの張ってある所では、くっ付いていられるのもたかが知れている。
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そこで気付いたのが、メータークラスターの外側とインストロメンタルボードの間に境目の溝があるのだ。
この溝を上手く使って、メーターパネルステーを固定する事が出来ないだろうか。
硬紙をこの溝に入れてみると1cmくらいの深さがあり、革もどきを張ってあるせいか、場所によっては相当きつい箇所もあるので、ここにアルミ板を差し込むだけでがっちりと固定できるかもしれない。
[図2]
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方法は決まった。
あとは位置だ。
@ 図1で考えた位置。
視認性は一番良いが、取付け方法に無理があり、上面の張る面の処理によっては見栄えが悪く、配線も目立ちそうで却下。
A 溝を使って取付け可だが、ステアリングに被り見えにくく、配線の通す場所に苦労しそうだ。
B 同じく溝付けだが、ステアリングに被らず、視線からは少し遠いが充分に数値は読み取れ、電動ファンスイッチの作動も可能。
配線も見える部分が短く済み、あまり目立たない。
と言う事で、総合的に判断しBの案に決定した。
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メーターパネルが運転席に向くように、硬紙で型を取り紙を曲げ、2時から8時までの分の半円にする。
8時から2時までの分は、もう一枚の型紙から取る。
何故このようにしたのかは、接合する面をメーターパネル裏にして突起させたくなかったため。
これでメーターはフラットな面に付けられる、
アルミ板を型通りに切り、曲げた部分にドリルでリベッター径の穴を2ッ開け、留める。
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メーターとの接合は裏面にあるメスネジに付属のスタッドボルトを取り付け、パネルステーに合わせた穴を開け、ナットで固定する。
出来上がったところで、例の溝にはめてみる。
良い感じだ。
あとは、このステーの塗装だが、それは明日にしよう。
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5月10日(木)
休みだし今日で取付けるぞ!と言うのは口ばっかりで、説明書の内容がLC−1とDX−2で重複してて内容が分かりづらく、いまいちやる気が盛り上がらねぇー。
まず前日作ったステーの塗装だ。
ペーパーを軽く掛け、つや消し黒でスプレーして完成。
あとは乾くのを放置して待つ。
そして、まあマフラーにセンサーアダプター付けないうちにゃあ話も進まないんで、そこから始める事にする。
付属のアダプターは鉄なんで、フロントパイプがステンだし必然的にマフラーとなってしまうんだ。
そのままじゃあジャッキが入らないので、バックで木のスロープに少し乗せてからジャッキアップし、馬を噛ませる。
下に潜ってフロア−トンネルロアカバーの切ってあるリヤ側の12mm2本を外す。
さてセンサーアダプターの取付位置はどこにしようかな。
それにしてもセンサーの径がかなり太くて、小さなグロメットじゃあ通りそうもないぞ。
最初考えたのがセンタートンネルを抜けて、デフまでの間で真上に障害物の無い地点。
ドライブシャフトがすぐ脇を通っていて、ハ−ネスが触れたらヤバそう。
それより何より、センサーハーネスを室内に入れられそうなグロメットが周辺に見当たらないぞ。
もう一回考え直そう。
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となるとグロメットで明らかに通りそうなのは、スペアタイヤハウス内の3ッの所しか無さそう。
サイレンサー手前の部分の上は広く開いていて、マフラーステーさえ避ければ楽に取付けられそう。
予定はマフラーのフロントパイプ側先端のつもりだったけど、室内への進入路を考えると、ここしか無さそう。
かなり排気温度低くて、熱過ぎて表示不能は絶対起きないだろうけど、レスポンスが遅れそうだ。
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まあ仕方ないか。
検討した位置にホワイトペンでマーキングする。
マフラーとフロントパイプを留めている14mmボルトナット2本を外す。
2ヶ所の吊りゴムからマフラーステーを抜くと、マフラーは外れた。
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センサーアダプターはそのままだと上下面が平面なので、削って弧を書かないとマフラーパイプに溶接する事が出来ない。
バイスクリップでアダプターをはさんで、サンダーディスクで削る。
かなり削ったと思っても、全然上手く面を合わせられない。
段々と真ん中ばかり深く削ってしまい、両端ばかりが接するようになってしまった。
うまく弧を書くように削るには、ドリルの先に付ける回転砥石の方が良さそうだ。
ちょうど直径5cmくらいのそれがあったので、ドリルに付けて押し当てて削る。
上手く行った。
良い感じにパイプに乗るようになった。
次にセンサーの入る穴開けだ。
先ほど付けたマーキングの位置にポンチを打ち、3.5mm→6.0mm→8.5mm→10.0mmの順で穴開けする。
しかし、センサーの先端は15mmもあり、まだまだ広げないといけない。
6.0mmドリルの横面に切り込みが入った「ドリルソー」で穴を広げて行く。
ようやくセンサーの先端が入るようになった。
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裏小屋から久々に溶接機レッドゴーの登場だ。
「あ〜おもて〜。」
ブレーカーを入れておく。
マフラーパイプの上にセンサーアダプターを乗せるが、どうにか固定しとかないと溶接棒で突くだけで落ちてしまう。
どこかにシャコ万があったはずなんだが。
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10分くらい探してやっと見つけた。
やっぱりいつもの場所に置いておかないと忘れてしまうもんだ。
シャコ万でガッチリ固定して2.6mm溶接棒で4ヶ所を点付け。
ハンマーでガラス状のカスを落として、中の穴が合ってるか確認してから一周を溶接。
やっぱり久々で上手くいきません。
最初の赤くなるまでが難しいもんだ。
一度赤くなれば、良い感じで溶けるのですが。
しかし、上手く溶け込んでいってないような怪しい所は、更に盛ってモコモコ状態。(笑)
まあ大丈夫でしょう。
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このマフラーはパイプ部分が鉄で、サイレンサー以降がステンになっており、すでに装着から7・8年経っている。
だもんで、鉄のパイプ部分がサビてて格好悪く、昨年は普通のラッカーでつや消し黒に塗ったのだが、熱のせいできっちりはがれてサビサビになっている。
なので今回これに合わせて、つや消し黒の耐熱スプレーを買ってあるんだ。
その前に下地作り。
ドリルに回転ワイヤーホイールを付け、サビ落とし。
なかなか作業が進みません。
ならばと、フラップホイール。
こちらの方が使いやすい。
でも時間と握力を使った。
下地もまあまあとなったので、うちの塗装ブース(実は家の前の線路沿いの道。笑)に行き、段ボールを広げてスプレー。
垂れないように薄く何度も重ねて行きます。
まあまあの出来でしょう。
お昼を食べてから、マフラーの取付け。
塗ったばかりの表面を傷付けぬように気を付けて、マフラーステーをゴムに留めてからフランジにガスケット・ボルトナットで留める。
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続いて、グロメット加工。
スペアタイヤハウスの中央付近であれば、配線を無理に曲げなくとも済むと考え、3ッのうちの一番中央寄りにした。
グロメットを車体より外し、木の上に置きカッターで十字に切れ目を入れる。
配線のスペース分の通り道を確保するため、十字の角を5mm四方で切る。
センサーを通してみると以外に配線が太く、一度抜いてさらに切り足したら良い感じとなった。
配線が通った事と十字に切れ目を入れた事で、防水効果がほぼ無くなってしまったので、この後はビニールでグロメットと配線を巻くようにして防水する事にする。
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ここで一度センサーを取付け、空燃比アンプユニットの取付位置決め。
マフラーが少し動く事を考慮した上で配線に余裕を持たせる。
これに合わせたグロメットの位置にし、センサーを締め込む。
グロメットをはめ込み、アンプユニットを繋ぐ。
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センサーの配線がもう10cm長けりゃ、タイヤハウスの外に置けるのだが、そこまでの長さが無い。
そうなると、これはタイヤハウス内の中央部分に置くしかないだろう。
アンプユニットの位置が決まったので、それより先の配線を始める。
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トランク右側に室内へ配線を入れるグロメットがあるので、ここにメスピンジャック2本と1束にした配線を通す。
室内側へは、ルーフ収納の後にあるカバーの裏に通る。
室内に入ったので、室内配線のため肘掛部分のフロア−コンソールボックスを外す。
ところが良く見ると、アンプユニットからのシリアルアウトとXD−1のシリアルインの距離が足らない。
これで作業は完全にSTOPしてしまった。
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今後、フロア−コンソールボックスを外すのはおっくうだし、サイドウィンドーだけ動かせれば良いので、ボックスは付けず、ウィンドースイッチだけをつないで宙ぶらりん。
今日の作業はここまでにして、どうやって繋ぐか検討してみます。
車庫を片付けてから、誰かにネットで相談するしか無いでしょう。
ちょっとその前に、スペアタイヤハウスから配線を通したため、スペアタイヤを積むと配線をもろに潰してしまいます。
そのままでは、スペアタイヤの重さと走行中の振動から損傷を与えるかもしれないので、配線の通り道の前後に家にあったスポンジマットを一枚置き、さらにこのマットと配線に被るようにもう一枚のスポンジマットを置いてからスペアタイヤを載せました。
けれど、スポンジマットだと少し軟らかいので、後からゴム板を買って交換しといた方が良いかも。
さて、当掲示板で相談をお願いしましたが、何かヒントは見つかるかとマニュアルを読み返します。
すると有りました。
「ピンケーブルを介してXD−1のシリアルインへ」と書いてありました。
それで同梱されていたピンケーブル1.2mを繋ぐと、余裕があります。
しかしいきなり大雨も降ってきたし、やる気もそがれたので今日はここまで。
完成してA/F計が動き出すのは、何時になるやら。
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5月17日(木)
明け番で眠って起きてPM2:00から始める。
マニュアルを読むと、XD−1でキャリブレーションは出来るらしいが、出来ない場合には、プッシュスイッチとモニター用LEDを付けるのを推奨すると書かれている。
そうなるとどこかにこの2つを取り付けなければならない。
エアフロコントローラーSFC HYPER−Rを外した際に出来た大穴にこれを埋め込もうと考えた。
スーパーホームセンタームサシへ行き、プッシュスイッチとモニターランプ(LED)と電源から繋ぐヒューズホルダー(管タイプ)2つを購入。
ヒューズはスーパーオートバックスに2Aが売られており、それを購入。
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家に戻り、もうひとつ考えてあった純正O2センサー配線と、LX−2によるO2センサーのシュミレートの切換えスイッチを取付けようと思った。
それにはON-ONのスイッチが必要となるのだが、スーパーオートバックスやホームセンターに売っているそれは、古いタイプの物しか置いてない。
センターコンソールに以前FOG/SPOT切換えに使っていたON-OFF-ONスイッチが埋め込まれたままになっており、それを外して使おうと考えた。
フロア−コンソールボックスが外れているので、簡単にセンターコンソールも外れる。
2っ埋め込まれているスイッチ、上記のFOG/SPOTスイッチとリヤフォグに使っていたON-OFFスイッチを外した。
配線は、FOG/SPOTの方は助手席前のグロメットからフロント方面へ、もうひとつの配線はセンタートンネル上を通りリヤフォグ方面へ通っている。
両方とも電源からの配線は繋がっておらず、比較的簡単に外す事が出来た。
さあ、材料は手に入れたし、次回こそA/F計が動くように配線をしなければ。
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