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[3rd]  TOYOTA STARET Si : KP61

アルトワークスは修理して中古車屋に売り払った。
その代金でKP61しかも最上級グレードであるSiを探してもらう。
中古車屋さんに連れられて行ったのは大網白里辺りの田んぼのど真ん中にある中古車屋。
5年落ちの赤Siで50数万円であった。

同じくして"スズキ"くんもKP61Siガンメタを船橋辺りの中古車屋で購入し、一緒にすぐいじり始めた。
ミーハーだったためドリキン推奨の「+P」ドリドリキット
(ダウンサス+KYBってぼったくられてるじゃん。笑)
を"スズキ"君と共に購入。
デフは船橋のアンテロープでTRD4ピニを組んでもらう。
マフラーはスピリットレ−シング・コブラ50Φ。
しかしノーマル4KしかもEFIエンジンでは、F5Aツインカムターボに積み替えたくなるほど非力だった。
(どっちがKかと聞かれたら、間違えなく「KP!」と答えるでしょう。笑)

色んなとこを攻め回っていたが、最初の内はもっぱらバシコクランク。
船橋の4AGキャブ搭載のKP61君や、白黒ツートン前期2ドア86レビンGT君、"スズキ"君と私の4台で「ドリフターズ」と名乗り攻めていた。
ある日"スズキ"君が江戸川区葛西にKPの専門店があると言いそこに行ってみると裏にRタイヤ(セミレーシング)の2部山が捨てられておりありがたくいただいて帰る。
"スズキ"君は浦安ディズニーランド近くの鉄鋼団地で特訓を重ね、そのせいか上達はすさまじく、同じ頃始めたにも関わらずこの時すでにドリフトをマスターしていたが、一方の私の方はウェットでどうにかで、ドライではおぼつかない状態であった。

ここではのちの「SEXY RUNNER NIGHT KIDS」のメンバーとなる人達とも知り合った。
銀黒ツートンGX61セリカXXの"シュウヤ"。
前期型FC3S白の"八百屋"。
トラッドサニーでFドリをする"トラッド"君。(彼は"ポンポロオグラ"くんのご近所)
キャブターボSA22Cの"市営霊園にお勤めの公務員"君。
その他諸々。
(本物の雨宮シャンテに乗る方や、CARBOYの板前4AGKPさん。この方に4点式ロールバーを売ってもらった。)

そして、バシコクランクではEP71を駆る"よねもっちゃん"と知り合う。
"スズキ"君と一緒にバシコクランクばかりでなく、国際カントリーにも行き始め、"ポンポロオグラ"くんはSS20セルボで前期FC3Sをスタートから下り切った砂のコーナーまでアオリ続け、そのFCは上りの一つ目の左コーナーの立ち上がりで左側斜面を駆け登っていた。(爆)

私はと言うと茶色4ドア丸目KP61にガンガンにあおられ、その人と話をするとタイヤ4本が全て銘柄違いと言う今で言う所のエコロジ〜な人であった。

そんな折、国際カントリーの長柄ダム駐車場に白R31GTSがHiroのホイールをはき、フルスモークで止っていた。
新車好きのヤンキーがギャラリーか?と思っていたらコースに出たらめっちゃっ早。

この人こそ、国際伝説のGTS使いと言われた"たなか"ちゃんであった。


R31の"タナカ"ちゃんとの話で何人か速い人を知っていると言う事で、それならチームを作ろうとなった。

チームの名前は、この頃売られていたボディソープ"TOP BOY"をパクリ先頭を取るぞ!の意気込みで。
設立メンバーは
 白R31GTSの"タナカ"ちゃん、
 ガンメタKP61Siの"スズキ"くん
 白TE71+SS20セルボの"ポンポロ"
 赤EP71の"よねもっ"ちゃん
 白黒3ドアトレノの"なめ"ちゃん
 "タナカ"ちゃんの知り合い、白黒3ドアレビンAE86の"のぐっ"ちゃん
 同じく、白黒2ドアレビンAE86の"テラ"くん
 同じく、シルバーファミリアの"かそり"くん
 もうひとり、宮崎町のシルバー"レーザー4WD"くん。もいたかな?
この頃ここを攻めていたチームは「TEMPEST」や「峠遊人」など。
しかしうちのチームはここでは最速を競う者がほとんどをしめ、一番遅い私でもKPの割りに86やランタボをちぎったりしとりました。
(単にSタイヤのお陰とも言う。)
"なめ"ちゃんは下りで4・5回キンコンが鳴り、ヘアピン手前でも鳴ったとか・・・「どひぇ〜〜〜」
それに拾ったタイヤ4本履いてピッタリ付いて行く"タナカ"ちゃん。
また"のぐっ"ちゃんが先頭で間に1台を挟み、後ろに"よねもっ"ちゃんのシフトは楽しめました。

ある日"のぐっ"ちゃんの友人が走りに来て地引網に引きずり込まれた事もありましたっけ。
その"のぐっ"ちゃんはここからそう遠くない所で刺さったとか。
泊まり以外欠席する事の無いような状態でした。
しかも9時頃着いて、次の日が休みなら朝まで、仕事なら12時過ぎまで走ってましたねぇ。
他の人はもっと遅く来て、帰るのは2・3時が当たり前。
私はこの頃仕事中にしょっ中立ったまま寝てしまい膝がガクッと折れてよろけたもんでした。(笑)


KPでドノーマルじゃあ、パワーがなくて峠を上って行かないよ。
ちょうどその頃、CAR BOYで「ドリドリKP」と言うプロジェクトが掲載され、こちらは丸目KPで純正キャブではあったが、1,450ccボアアップやらでドリフト向きチューンが紹介されていた。
また他の記事では、5Kピストンを使った1,500ccに2TGコンピューター+18RGインジェクターでモリモリトルクのにくいヤツってのもあった。

少しパワーを上げて、上りで86にそれほど離されないようになりたい。
思い立ったが吉日。
すぐ京葉解体から4Kエンジンを購入し、68度加工カム等パーツを集め、5Kピストンに合わせボーリングしてもらう。
さっさと組み上げ、大人二人で単管にロープを掛けて持ち上げ積み替える。

下のトルクはかなりあり、納得のパワーを得る。
そして国際の下りでキンコンが2回鳴る。(ひぇ〜!)
でもこん時、R30GTEXにアオられてたんだよなぁ。

晴れた日は国際を、雨の日にはバシコクランク。
週末にはそれらに筑波山を加えてその日の気分で走り三昧。


でもそお調子良いのは長く続かないもんで。

事故とは隣り合わせの走り屋稼業。
些細なミスが大きな代償を払う事になってしまう。

拾って来たHFRTypeDの残り溝もかなり減り、そろそろ交換しなきゃいけないなと思っていた矢先。
雨のバシコクランク裏ギャラリーコーナーの外回りで事は起きてしまった。
いつもなら少しフェイント気味なステアリングでテールがスーッと横に流れ、カウンターとアクセル開度によって、ドリフト状態を維持してコーナーを駆け抜けるところが、IN減りしたタイヤにより路面とトレッドの間にある水が溝に逃れる事が出来ずにハイドロプレーン状になったと思われる。

さらにその状態からもアクセルを開けテールを振ろうとしたが、返ってプッシングアンダーを強める結果となってしまった。

KPは歩道の縁石目掛けて一直線。
思わず両手でナルディを握り締め衝撃に備える私。
鈍い音とともにボディ全体の動きが一気に止まる。

いくら突っ込んだとは言え、こんな所にじっくりと置いてちゃ、他の車に突っ込まれかねない。
急いで一度バックし、その場を立ち去るKP。

左フロントタイヤがフェンダー内にこすれすごい音がし、ゴムの焦げた臭いがきつい。
逃れた場所で見てみると、左のサス関係は押されて後ろに付いており、足回りの総取っ替えが必要。
取り敢えず家までは帰れそうなので、ハザードを点けながらゆっくりと帰路に付く。

右手親指が痛くなってきた。
後に付け根を突き指したように腫れた。
かなり首にも負担が掛かったんだろう。

夜が開け、傷を負ったKPを眺めると事故ったのとは別にどこかおかしい。
フロントが歪んでいるように見える。
下回りを覗くと、左下の牽引フックに当たった跡があり、フレーム自体が下に向いて大きく曲がっている。

50数万で買った車なのに、これじゃあフレーム修正に同じくらい掛かりそうだ。
「廃車決定!」

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